冬 野菜かけこみ寺
・紅芯大根・オータムポエム・ターサイ・ハヤトウリ
・リーキ
●紅芯大根
外見は緑がかった白い丸大根の様ですが、切ると中は鮮やかな紅色です。
酢につけると赤さは更に鮮やかになります。辛味が無いので、生食に適しています。サラダの彩りにもおすすめです。そして、実は・・・カレーの具にしても結構いけるんです。ぜひお試しください。
◆定番レシピ:『紅芯大根のピクルス』
材料:紅芯大根、飯尾醸造のピクル酢
作り方:①コウシン大根を千枚漬けのようにうす切りに切る。形はお好みで。
②ピクル酢につけて、次の日から食べられます。
●ちょっと応用レシピ:『紅芯大根のグリル』
材料:紅芯大根、オリーブ油、塩
作り方:①紅芯大根を3ミリほどの厚さの輪切りにして、フライパンで焦げ目がつくくらいまで焼く。
②塩とオリーブオイルをかけて食べる。
※ポン酢で食べても美味しいです。
●オータムポエム
一見すると菜の花のような、黄色い花と茎を食べる野菜です。別名「アスパラ菜」というように、やや太めの茎はアスパラガスの風味も少しします。甘さとほろ苦さが同居する味わいはニンニクとの相性も抜群。中華やイタリアンなどに幅広く使えます。
◆定番レシピ:『オータムポエムのガーリック炒め』
材料:オータムポエム1束、卵2個、ニンニク、醤油
作り方:①卵をフライパンで半熟に炒めて、皿にとっておく。
②オータムポエムは食べやすく切って、ニンニクで香りづけしたフライパンで炒める。ニンニクは
醤油漬けのものを使うと、マイルドな味になって美味しいです。
③火が通ったら、醤油で味をつけて、卵を戻し入れてさっくり混ぜたら完成。醤油の代わりにオイ
スターソースでもOKです。
●ちょっと応用レシピ:『オータムポエムのスパゲッティ』
材料:スパゲッティ180g、オータムポエム半束、ベーコン100g程度、塩コショウ、オリーブオイル適量
作り方:①オータムポエムは3~4㎝幅にザクザク切ります。ベーコンも食べやすい大きさに切ります。
②スパゲッティを茹でます。
③茹でている間にオータムポエムとベーコンを炒める。フライパンにオリーブオイルを引き、好みで潰したニンニクひとかけを入れて
香りづけし、ベーコン→オータムポエムの順で炒めて塩コショウを軽くする。
④茹であがったスパゲッティを絡めて完成です。味が物足りなかったら、醤油をひと垂らしして下さい。
◆定番レシピ:『ターサイと人参の彩り炒め』
材料:ターサイ、人参、醤油、塩
作り方:①ターサイはザクザク切っていきます。内部に土などが残っている事があるので切ってから水でさっ
と洗います。
②人参は短冊切り。
③フライパンで人参→ターサイの順で炒めます。ゴマ油がおすすめ。
④醤油や塩などで軽く味をつけて完成。
※人参とターサイは不思議と相性が抜群です。
お肉を入れて肉野菜炒めに応用したり、パスタを加えても美味しいです。
●ちょっと応用レシピ:『ターサイのおひたし』
材料:ターサイ、塩
作り方:①たっぷりのお湯に塩を入れ、ターサイを茹でる。
②冷水で冷やして食べやすい大きさに切れば完成。
●ターサイ
気温が下がると、地面に這いつくばるように広がって寒さを防ごうとする、ユニークな葉物野菜です。見た目のインパクトは大きいですが、味はクセもなく万人受けします。ほんのり甘くて美味しいです。
◆定番レシピ:『ハヤトウリの豚ミンチ炒め』
材料:ハヤトウリ1個、豚ミンチ、醤油
作り方:①ハヤトウリはピーラーか包丁で皮を剥きます。
②半分に切って種を取り除き、食べやすい大きさに切ります。
③豚ミンチをフライパンで炒め、色が変わったらハヤトウリを入れ、ちょっと歯応えが残るぐらい
で醤油を少々入れて完成です。
●ちょっと応用レシピ:『ハヤトウリの冬瓜風鶏そぼろ煮』
材料:ハヤトウリ、鶏ミンチ、砂糖小さじ2、薄口醤油大さじ1
作り方:①ハヤトウリは皮を剥く。
②鶏ミンチとハヤトウリを鍋に入れ、ひたひたになる位まで水を入れる。
③調味料を入れて煮込む。柔らかくなったら完成。お好みでおろし生姜をのせる。
※冬瓜より火の通りが早いので注意して下さい。
●ハヤトウリ
ハヤトウリというちょっと和風の名前ですが、メキシコ辺りの熱帯アメリカ原産のウリ科の野菜です。漬け物や炒め物、煮物など、実は用途も幅広いです。恐れることなく、一度調理してみて下さい。
皮はかたいので、必ずむいてご使用ください。
●コウサイタイ((紅菜苔)(旬:12月~3月)
赤紫色の茎を見て分かる通り、ポリフェノールの一種アントシアニンを含んだ菜の花のような野菜です。オータムポエムとは色違いの兄弟のような感じですね。オータムポエムの所で紹介したレシピを応用してもOKです。
◆定番レシピ:『コウサイタイのおひたし』
材料:コウサイタイ、塩、マヨネーズ、醤油
作り方:①コウサイタイを、塩を入れたお湯でゆでる。
②冷水に取って、よく水気を切り、マヨネーズと醤油で和える。
●ちょっと応用レシピ:『コウサイタイの炒め物』
材料:コウサイタイ、塩、コショウ、酒
作り方:①コウサイタイをざく切りにして、フライパンで炒める。
②酒と塩コショウをいれ、しっかり火を通して完成。
●リーキ(ポロネギ) 旬:2月
ヨーロッパで一般的なネギで、形状は下仁田ネギに似ています。
日本での生産量は非常に少なく、国内では長野県や茨城県などで、わずかに特産品づくりとしての試験的な生産が試みられており、希少な国産品として大田市場や帝国ホテルに高値で卸されている高級野菜です。安全農産でも、南丹の胡麻で会生産者に少しですが栽培してもらっています。
ヨーロッパでは白い根の部分はスープや煮込みやサラダに、そして緑色の葉の部分はニラと同じように使います。
◆定番レシピ:『リーキとソーセージの洋風炒め』
材料:リーキ2本、フランクソーセージ2本、塩コショウ、にんにくみじん切り(あれば)
作り方:①リーキは水洗いして、よく水を切り、斜め切りにする。白い所も青い所も使えます。
②ソーセージも同じように薄目に斜め切りにする。
③フライパンにニンニクみじん切りとオリーブオイルを引き、ソーセージを炒める。
④ソーセージに火が通ったら、次にリーキの青い部分を炒める。(キノコがあれば、ここで一緒に入れて炒めてもよく合います)
⑤最後にリーキの白い部分を入れ、しっかり炒めたら塩コショウをして完成。
●ちょっと応用レシピ:『リーキのピザトースト』
材料:リーキ適量、ベーコン適量、食パン又はフランスパン、プロボローネチーズ、塩コショウ
作り方:①リーキとベーコンをみじん切りにして、フライパンで炒め、塩コショウでしっかり味をつけます。
②食パンまたは薄く切ったフランスパンに、炒めたベーコンとリーキをたっぷりのせ、上から薄くプロボローネチーズをかけます。
③トースターでチーズが溶けるまで焼けば完成。